旅立ち・・・

平成5年 春  愛知県岡崎市にある(有)ナカセキに入社と同時に岡崎工業技術工学院に入学。

岡崎市は石の産地で有名なので全国から私のように家業を継ぐべく修行にやってくるのである。

そして昼は仕事、夜間は技術学院に・・・技術学院とは、石工に必要な資格を取得する学校です。

例えば、移動式クレーンの   免許、フォークリフトの免許。これらは特に難しいものではなく

メインは、石工技能士の資格です。  3年間の学習で試験の学科免除!そして実技テストに

合格すれば取得できる資格です。

さて、日々の修行の内容ですが、これはお世話になる事業所に異なり

私がお世話になった会社では、石碑製造から現場、神社、庭石、と

石関係の仕事をすべてさせて頂きました。 とても感謝しております。

いよいよ5人の先輩たちと寮での共同生活、4年間の修行のスタートです。
 


まず寮での生活にはいくつか  の決まりがあり

電話番とか食事の時のお茶  くみなど、お風呂の順番もありましたね

これらすべて、入社一年目の、 私の仕事でした。

とくに昔とは違い規則も緩和してたようで、もっと厳しい規則があったと聞いています。

さて肝心の仕事内容は、ひたすら   延べ石を規定寸法にオフカットで切断する。

延べ石とは、石碑の周りを囲う石である。 

切るのは簡単だが、機械を手で    押すため、重くて重くて大変だったのを覚えています。
  
                        
                            
オフカット ↓
            



第2話  技術

石材での技術は大まかに言うと  加工、据付になり

据付に関しては経験が重要に  思えます。

やはり加工の技術を習得するのが困難で、昔からよく、技は見て盗めとよく言ったもので

その通りでした。 
 
とは言え一年目はオフカットで石を切段する仕事ばっかりでしたけどね・・・・。


切削する作業は非常に単純ではあるが、とても重要な役割で、

当然の事ながら寸法を間違えて加工すると使えるわけがないですよね。

ですから一ミリの誤差も無いぐらい何回も何回も切削する前に再確認をして、

やっとの思いで、石を切削しました。  当時私は18歳。

高校を卒業後すぐに弟子入り、一人前になる事を夢みてました



第3話  親方

私が初めて親方にあったのは高校3年の夏!

石材新聞社の紹介でナカセキを訪問しました。 

いわゆる面接ですね。そして工場と寮も見学させてもらいました。

この日を境に私の心の中には、いよいよ石屋になるんや・・・と

言う気持ちが芽生え始めたのである。

親方の第一印象は、すごく手のひらがおっきく、指が太い!

これが職人の‘手’なんや!!  すごいなぁ〜☆

と、言うのが第一印象で、ものすごく大きな、威圧感!?

とでも言うのでしょうか?その時何かを感じました。





次回・・ 失敗! お楽しみに



                            


                      


                                

                株式会社 下坊石材